統一地方選の敗北を受け強まるトルコの通貨危機再燃リスク ~新興国の連鎖通貨安につながるリスクもぬぐえず~

2019/04/02 土田 陽介
調査レポート
海外マクロ経済

○3月31日に実施されたトルコの統一地方選で与党AKP(公正発展党)が事実上敗北し、エルドアン政権が窮地に立たされている。

○統一地方選の結果を受けてエルドアン大統領は場当たり的なバラマキ政策を強めてくると予想される。そのため通貨リラは、投資家による投機的な売り圧力を引き続き受け易いだろう。

○トルコの通貨危機が再燃すれば、18年8月と同様に連鎖的な新興国通貨売りの流れがさらに強まると考えられる。前回のアルゼンチンのように通貨危機に陥る新興国も出てくるかもしれないと警戒される。・・・(続きは全文紹介をご覧ください。)

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