• ドイツとロシアが共同で開発している天然ガス輸送パイプライン、ノルドストリーム２をめぐる政治的な駆け引きが内外で激化している。
• ドイツがノルドストリーム２の完工を目指す背景には、環境規制問題がある。厳しい温室効果ガスの削減目標を達成するうえで、ロシア産天然ガスの確保は不可欠である。
• 環境や人権は欧州、とりわけドイツが重視する価値観であるが、それが内政と外交の両面でドイツの動きを強く制約するかたちとなっている。

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