コモディティ・レポート(2021年4~6月)

2021/07/20 芥田 知至
コモディティレポート
商品市況

Ⅰ.コモディティ市況全般:7月初に6年ぶり高値

ドル建て国際商品市況全般の動向を示すロイター・コアコモディティーCRB指数は、2020年4月21日に現行指数で遡及できる1994年以降で最低を記録した後、2021年7月1日には2015年7月以来の高値をつけた。穀物はブラジルや米国の天候不順などを材料とした騰勢が一服し、銅も頭打ちとなっているものの、今後のコモディティ相場は、原油を中心に世界景気回復とともに緩やかな上昇傾向が見込まれる。

Ⅱ.エネルギー市況:ブレントは一時78ドル近く、WTIは77ドル近くまで上昇

国際指標とされるブレント原油は、2021年7月6日にブレントは77.84ドルと2018年10月以来、WTIは76.98ドルと2014年11月以来の高値をつけた。原油相場は足元で不安定な動きをしており、不安定さは続く可能性があるものの、均してみれば、経済正常化に伴って緩やかな上昇となろう。

Ⅲ.ベースメタル市況:銅は5月に10,747.50ドルと史上最高値

銅相場は、2021年5月10日に10,747.50ドルの史上最高値をつけた後、足元は9,000ドル台前半を中心に推移している。銅相場は再びの1万ドル乗せをある程度意識させる相場水準で高止まりを続けようが、強材料の多くはすでに織り込まれているため、上値は重くなり、一本調子の上昇とはならないだろう。

Ⅳ.貴金属市況:金相場は6月初の5カ月ぶりの高値から下落

金相場は、6月1日に1,916.40ドルと今年1月以来の高値をつけた後、6月29日には1,749.20ドルの安値をつけた。再びインフレ懸念が高まり、長期金利上昇が金相場を抑制する場面もあろうが、一方でインフレヘッジを意識した金買いも見込まれ、結果的に金は底堅い推移が見込まれる。

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