12月EU首脳会議は復興基金の稼働で合意~短期よりも中長期の経済効果に着目

2020/12/15 土田 陽介
調査レポート
海外マクロ経済

○ EUは12月の首脳会議で、2021年から27年を対象とする中期予算(MMF)と、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて悪化した景気の回復を促すための復興基金に関して合意した。
○ 同時にEUは、2030年末までに温室効果ガスを1990年対比で55%減らす目標も承認した。復興基金の資金配分の多くもまた、気候変動対策に割かれている。
○ 復興基金そのものが持つ短期的な景気浮揚効果は金額の印象よりも限定的なものになる。一方で、復興基金が持つ中長期的な効果に注目していきたい。

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