投資不足に苛まれるドイツ経済~「脱原発」「脱炭素」「脱ロシア」を嫌気する企業

2023/07/10 土田 陽介
調査レポート
海外マクロ経済
金融
変化を捉える【経済】
  • 2020年に生じたコロナショック以降、各国で設備投資が不足しているが、ドイツの場合、直接投資の流入が顕著に減少していることも、投資不足を促している。
  • ショルツ政権は、脱原発・脱炭素・脱ロシアの三兎を追う戦略を推進し、再エネ・LNGシフトを加速させた。その結果、電力価格が高止まりする恐れが大きくなり、ドイツへの投資を手控える動きが進んだ模様である。
  • こうした流れが強まらないように、ドイツ政府は企業向けの支援策に努める必要がある。そうした支援をショルツ政権が怠るようだと、脱原発・脱炭素・脱ロシアの三兎を追う戦略など進みようがないだろう。

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