EUとの対立で景気の失速が懸念されるポーランド~復興基金からの資金配分の遅れがブレーキに
2021/11/26
調査部
土田 陽介
- ポーランドの最新7~9月期の実質GDPは前期比+2.1%と4~6月期(同+1.8%)から成長が加速した。実質GDPの水準は既にコロナ前を上回っており、ポーランドの景気は順調に拡大している。
- グローバルなトレンドと同様に、ポーランドでもこれまでの急速な景気の回復やエネルギー価格の急騰などに伴いインフレが加速しており、ポーランド国立銀行は利上げを進めている。
- ポーランド国立銀行は2022年の景気が2021年からわずかに減速すると予測している。しかし内外の新型コロナの感染状況や欧州委員会との対立の行方次第では、景気は失速を余儀なくされる。
(続きは全文紹介をご覧ください。)