英EU離脱は10月末まで再々延期へ ~国民投票の再実施を軸に離脱の撤回も視野に入る~

2019/04/15 土田 陽介
調査レポート
海外マクロ経済

○4月10日夕刻に開催されたEU臨時サミットで、英国のEU離脱の期日が10月31日まで延期されることになった。事態はまたも先送りという玉虫色の決着で落ち着いた。

○5月下旬の欧州議会選に参加しない場合、6月1日にノーディールとなる。一部離脱強硬派を除き、ノーディールの回避では下院が一致しているため、英国は議会選へ参加することになる見通し。

○6月下旬のEUサミットで英国は離脱の再延期を要請した上で、争点を協定案の受入による離脱かEU残留に絞った国民投票の実施を模索する展開がメインシナリオになると考えられる。

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